プリンスリーグ関東参入決定リーグ 第3節
水戸商業高校×鹿島高校
プリンスリーグ関東参入決定リーグ 第3節 @卜伝の郷運動公園 | ||||
水戸商業高校 | 0 | 0-1 | 2 | 鹿島高校 |
0-1 | ||||
退場:9 交代:6→4 交代:14→10 | 時間 32' 46' 55' 72' 83' 89' | Goal!!:14 Goal!!:11 交代:14→25 |
水戸商は前節の後半と同じメンバーですが、中盤〜前線の配置をいじってきました。攻撃の際は8番や12番あたりが極めてフリーダムに動き回るのですが、守備の際の並びは上記のような感じでした。
一方の鹿島高は9番を外してセンターバックの3番を入れて、5番と10番がそれぞれ一列上がった形。おそらく水戸商の9番対策かと。
で、この9番対策が結構上手くはまった感があり、得意のポストプレーが機能せずに苦戦していました。中盤に下がって受けても上手く挟み込んで潰されてしまうんですね。
それでも中盤のパスワークと両サイドバックの攻撃参加で、ある程度形は作れていたかと思います。特にサイドバックの上がりは実にタイミングが良く、前の選手を助けていました。これはチームとして訓練されているなあという感じ。単独突破だけが攻撃力じゃないんですよね。
鹿島高校は基本的にサイドの裏狙い。サイドハーフとサイドバックの連携に加えて、ドリブルで運べる10番と足の速い11番の2トップをサイドに流れさせての攻撃はかなり怖さがありました。
32分、鹿島高がディフェンスの裏を狙ってロングボールを入れると、水戸商6番が背走しながらクリアしようとして空振り。鹿島高10番が抜け出して右からクロス、ファーサイドに走りこんだ14番が合わせて先制。
水戸商にとっては痛恨のミスでしたが、あれをクリアしようとせずにバウンドさせてもやっぱりピンチですし、判断としては已む無しという感じ。一方、一気にゴール前まで駆け上がって行った鹿島高14番はファインプレーでした。前節では守備に追われる場面が多く苦戦しましたが、今日は前半終了間際にも惜しいループシュートを放つなど良い仕事ぶりでした。
後半開始早々、ゴール前に詰めて行った水戸商9番がボールを押さえに行ったキーパーを蹴ってしまい、この日2枚目のイエローで退場。悪意は無かったと思いますが、危険なプレーだったので判定としては致し方無しか。
55分、鹿島高は11番が左サイドから持ち込んでドリブルシュート。これがゴール左に決まって2-0とします。今日の11番は絶好調で何度も惜しいシュートを放っていました。
水戸商は数的不利を感じさせない豊富な運動量で反撃。中盤からPA付近までは良い具合に運べるのですが、やはり9番がいないと最後の崩しがなかなか決まりません。前節では9番がバイタルエリアでドリブルして相手を引き付けるのが利いてたんですけどね。
83分には右サイドバック14番を削って10番を投入、10番と8番で2トップを組む3-1-3-2という特攻を見せますが、最後までゴールを割ることは出来ませんでした。
鹿島高は攻守の切り替えの早さが印象に残りました。攻撃の最終局面での精度がもっと上がればかなり強くなるんじゃないかと思います。プリンスリーグで揉まれて成長して欲しいですね。