2009Jユースサンスタートニックカップ 決勝
FC東京U-18×サンフレッチェ広島ユース
2009Jユースサンスタートニックカップ 決勝 @長居スタジアム | ||||
FC東京U-18 | 2 | 1-0 | 0 | サンフレッチェ広島ユース |
1-0 | ||||
重松健太郎 三田尚央 | 26' 80' |
感想
力のあるチーム同士の対戦でしたが、FC東京が主導権を握っている時間の方が長かったですかね。
FC東京は相変わらず前線からのプレスの機能性が高く、FWが限定してMFがカット、あるいはFW→MFと限定してDFラインでカット、と広島のパスが何度も回収されてしまっていました。
広島はトップチームと同じで、後ろからバンバン繋いでくるスタイル。前半で一人少なくなってしまいましたが、逆に「人が少ないなら誰かが無理をすれば良い」とばかりに開き直って、力強いドリブル(ドリブル力のある選手が揃ってるんだこれがまた)を織り交ぜて流れを引き戻したあたりは見事でした。ただ、もう少しシンプルにサイドを使った方が相手は嫌だったかも知れませんね。パスが1本多かったという感じがしました。
東京は全体的にみんな良いプレーをしていましたが、特に18山崎君は良かったと思います。ドリブルでボールを持ち出してみたり、シンプルにはたいて自分は前のスペースに走りこんでみたりと、攻撃での好判断が随所に見られましたし、守備でも良いポジショニングで何度もボールを拾っていましたね。
14三田君の良い意味で荒々しいプレーぶりはチームの中で良いアクセントになっていました。彼は攻撃で逆サイドにボールがある時、わざと物凄くワイドなポジションを取るんですね。そして確保した広大なスペースで持ち前のスピードを生かせていたと思います。
この日のメンバーのうち、トップ昇格するのが両チームで4人いるそうですね。残りの3年生たちはおそらく大学に進学してサッカーを続けるのだと思いますが、4年後には多くの選手がプロにチャレンジできると良いなあと思いました。